還暦からの鉄道模型

長い長い空白期間の後、鉄道模型を再開してみました

ポイントを導入

「ミニレールセットポイントセット(レールパターンMB)」(91082)を導入してみました。ミニカーブレールと同じ半径で、30度の分岐となる左右のポイントと、それをエンドレスなどに組み込む際に必要となるレールのセットです。

 

当面大きなレイアウトを製作する予定はありませんし、パワーユニットが力不足ということもあって、手動のポイントにしました。

 

「枕木付き」のレールですが、写真のように軌道タイプの線路と接続することもできます。「路面パーツキット」を購入すると、軌道タイプの線路に改造できるようですが、パーツキットが手に入らないので(アマゾンでプレミア付きを購入すれば別ですが)、当面はこのままで使うことにします。

 

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チビ電を走らせてみたところ、トレーラーを推進運転しても脱線一つせずに走ってくれました。よくできています。ちなみに、上記の形でポイントを「スプリングポイント」として、複線部分への進行方向に応じた自動振り分けを試みたところ、日本風に複線部分を左側通行にすると問題はないのに、外国風に右川通行にするとポイントのところで止まってしまいました。そのうち理由を解明してみます。

エンドレスの形

ミニカーブレールのエンドレスが450mm x 600㎜のMDF板からはみ出してしまうことは仕方ないとしても路面電車の線路として180度ターンは実感的ではありません。街路を走っていることを考えると、カーブの基本は90度ではないでしょうか。

こんな感じに短くてもカーブの真ん中に直線を入れるとより実感的になります。

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問題は、線路の規格上60度のカーブが基本となっていることで、上のような線路を組むためには30度のカーブを手に入れるためカーブ・レールのセットを2つ購入しなければならないことです。

エンドレスの大きさ

運転セットのエンドレスを450㎜×300㎜のMDF板と比較するとこうなります。

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当然と言えば当然ですが、併用軌道の道路部分の幅がある分はみ出してしまいます。レイアウトにするときには道路部分を削ってしまうと割り切るか、それともレイアウトのベースを少し大きくするか。

情景的には前者が魅力的であるものの、後者の方が簡単なのは事実です

ポケットライン ぼくの街の路面電車(チビ電)

車両をレールに乗せるとこんな感じです。

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製品の性格上、ディテールは決して細かいとはいえないものの、モダンな低床式の路面電車の雰囲気がよく出ています。

箱の「製品内容」を見たら、最小通過半径が「R150」となっていました。R140のレールは建前としては非対応ということになります。

もっとも、実際に走行させてみると編成(?)を組んだ状態でも、カーブで速度が若干落ちるだけで脱線するということはなく、一安心です。

走行性能は、昔の模型を知る世代にとっては驚くほど静かでスムーズです。パワーユニットの出力を半分くらいまで上げるとなかなか実感的な速度で走ってくれます。

ワイドトラム鉄道模型運転セット

運転セットの内容はこんな感じです(線路に給電するためのコードは写っていません)。

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楕円形の線路(エンドレス、円形線路の半径は140mm)と実際に模型を動かすために必要な「パワーユニット」(パワーパック/コントローラー)がセットになって4千円ちょっとで買えます。TOMIXにしたのはKATOでは軌道タイプで同等のエンドレス線路が入手できないのと、「パワーパック」が立派すぎるためです。

パワーユニットは出力が8V 、300mWと、容量がかなり小さいのは事実であるものの、チビ電を単行させるのであればこれくらいで十分でしょう。

どうやって始めるか

さて、鉄道模型を再開すると決めたところで、何から手を付けるか。

これまで買い集めた機関車、車両、ストラクチャーなどが押し入れ1杯分くらいあるので、もちろんそれらに日の目を見させてあげたいという気持ちはあります。

ただ、分散してあちこちにしまい込んでしまったので、探し出すので力尽きてしまう可能性も大いにあります。

そこで、まずはとりあえず何か動かせるものを手に入れることにしました。

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食卓の上でも手軽に始められるシステムはいろいろありますが、写真のシステムに決定しました。TOMIXの「ワイドトラム鉄道模型運転セット」とKATOの「ポケットライン ぼくの街の路面電車」(チビ電)です。